本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「妹さんのでしたか。ご家族にも連絡しないとですね。車を引き取りに来てもらわないと」
「やめろ! 車は、な、なんとかするから。か、家族には…」
「おい犯罪者。お前、なめてんな? 今すぐにでも警察に連れて行ったっていいんだぞ?」
俺はいよいよこいつの適当なその場しのぎの態度に頭がかち割れそうになる。
「こんな記事、言われるがままに書きやがって。どうせこれをだしに、俺から金でも巻き上げるつもりだったんだろ?」
ギクっと肩をすぼめる青田。
「だ、だったらなんだってんだよ! そんなアバズレと遊んで楽しかったか? いいよなぁ、ボンボンは! 金くれよ! 金! どうせ余ってんだろ? 記事は出さないでおいてやるからよ」
今度は開き直りか?
どうしようもねぇ奴だな。
この記事の真実がどうであれ、世間にこれが出たら俺はともかく、亜里沙はシンガーとはいえ一般人なのにこんなプライベートな事を洗いざらい…
「もういい。残りのデータはこっちでなんとかするわ。お前、さっさと刑務所に帰れ」