本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
そしてベースをベンと軽く鳴らした。
「どーも、雷です。楽しんでますか?」
「イェーイ!」
観客から返事が行く。
「え? 聞こえないな。楽しんでますか!」
コールアンドレスポンスだ。
ははは。
「イェーイ!」
更に大きくなる歓声。
「いいね。その調子で最後まで盛り上がって行きましょう!」
雷がそう言って手を上げれば会場は更に盛り上がりをみせた。
雷は短めのドレッドヘアがよく似合う彫りの深い顔立ちで、やっぱり整った顔立ちをしている。
白のタンクトップに黒のスキニーのパンツを履いていて、もれなく服からはみ出た身体にはタトゥーが施されていた。
「はい! それじゃ、皆んなもお待ちかね、最後はこう見えてリーダーしちゃってるギターの獅音(シオン)ー!!」
するとこれまでで一番大きな歓声が上がった。