本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「LiSAちゃんの歌が聴きたい人がいたら、ライブに行けば会えるよー」

なんてTOWAがちゃっかり宣伝までしてしまう。

俺は思わずジトっとTOWAを睨む。

「ははは! 皆んな見た!? 獅音の顔! やきもち妬いてる!」

そう言ってZENが俺の肩に腕を回す。

"見たー!"
"妬きもちかわいー!"

「うるせぇ」

"あのラブソング、獅音の事ー?"

どうやら気づいた奴がいるようだ。

俺はフッと笑う。

「内緒」

そう言えばまた会場は悲鳴に包まれた。

"聴きたいー!"
"お願いー! LiSA様ー!"

そしてLiSAコールが始まってしまう。

これにはメンバーたちもどうする? と目を合わせる。

チラッとステージの袖で様子を見る亜里沙に目をやると、コクっと頷いた。

まじか…。
やるか…。

「それじゃ一曲だけ。これは本当に特別な歌なんだ」

メンバーが笑いながら袖にいるLiSAを手招きすると、LiSAは少し恥ずかしそうに再びステージに上がってきた。
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