本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「はいはい」

俺はそう言って三人の写真をパンツ一丁で撮る。

普通逆だろ。

俺を撮れよ。


そして俺はホワイトのスリーピースのスーツに着替えた。
雷と同じようにノーネクタイでボタンを数個開ける。

髪は後ろに一つで結んで終わり。

俺らしかいないから好きに出来るのも良い。

スタッフに案内され、外へ出ると予定していたテラスではなくなんとメインの噴水前に数えきれない程の花で飾り付けられた特設会場が用意されていた。

「まじかよ…」

メンバーをまた見れば三人でハイタッチをしている。

「ありがとな」

おれは素直に礼を言う。

「大丈夫。請求先は獅音だから」

なんて言って笑ってやがる。

「ククククッ。ああ、喜んで」

「嘘嘘! 勝手に変更した分は俺たちからのプレゼント!」

「ははは。さすが」

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