本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
馬鹿だ。

この人、馬鹿だ。

「ずぶ濡れでしたよ」

「おお。んじゃベッド…」

「背中がね。フロア暑くて汗かきました」

遮るように言えば、チッと舌打ちが飛んでくる。

「はははっ!」

どんだけしたいのよ。

「んだよ。俺今寿司の気分だけど、LiSAは?」

おお。
お寿司大好き。

「お寿司大好きです!」

「急に素直」

そう言ってフッと笑う獅音。

やっぱり悔しいけどカッコいい。

そしてもちろん回らない高級なお寿司屋さんに着いて、奥のお座敷に案内される。

どうやら行きつけの店らしい。

かわい子ちゃん連れてきたの内緒ねーなんて大将に言っていた。

そして何も注文していないのにお寿司の盛り合わせが運ばれてきた。



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