本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
は?
そんな偶然ある?
LiSAは偶然にも俺の親父の会社の社員だった。
できる子ちゃんなの?
あんな見た目で?
『も、もしもし?』
返事をしない俺にLiSAは話しかけてきた。
「…了解。それじゃ裏口まで行く。黒のSUVな」
『あ、ありがとうございます。お手数おかけしますがよろしくお願いします』
見た目によらず受け答えも丁寧だ。
やっぱりLiSAはできる子ちゃんらしい。
「ん」
隣の女が俺の話し声でモゾモゾと動き出したので、俺は短く返事をして電話を切った。
そしてふと気づく。
あれ?
親父の会社、副業禁止よな?
ははぁーん。
LiSAちゃんは悪い子ちゃんなわけね。
そうだよな。
あんな金髪じゃ働けないよな?
という事は、普段会社では真面目なOLにでも扮して働いてるのか?
くくく。
ますます興味深いな。