殺人容疑をかけられた悪役令嬢の真実。
第五話・浮かび上がる犯人像と芽生える恋心。
「う~ん。どうして、それをわたしにきくのですか?」
わざとセレスティンは質問を返すことで、とぼけた。
「あら、私がそんな質問をするのは変?」
「いえ……そんな。ただ……どうしてかな? と思って」
セレスティンは、ごにょごにょと声を小さくさせながら答えるが、内心はドキドキしていた。
息子のウィルモットと違い、皇后はなかなか頭の切れる人物。下手なことを言えば、倍になって返ってくるだろう。慎重に言葉を選ばないといけない。
すると皇后は、はぁ~と悩んだようにため息を吐いてきた。
「実は……彼女は聖女殺しの罪をかけられているのだけど、私はセレスティンが犯人ではないと思っているの」
「……えっ?」
まさかの回答に驚いてしまった。皇后の口から、セレスティンが犯人ではないと言ってくれるなんて。
「私は、あの子が小さい頃から知っているのだけど真面目で大人しい子よ。そんな子が人を殺すとは、どうしても思えなくて。でも覆すほどの証拠がないし、皆の手前だから……つい酷いことを言ってしまったわ」
「……」
皇后の言葉に一瞬ぐらついた。
(それって……)
皇后は、ティーカップを素早く置くと、セレスティンの手を握ってくる。
「あの子の疑いを晴らすためにもあなたの協力が必要なの。私は、あの自殺をしたメイドのアンナって子が犯人ではないかと思っているの。聖女と仲悪かったと報告が来ていたし。ねぇ、もし何か情報があったら私に教えてちょうだい。セレスティンの居場所とか」
わざとセレスティンは質問を返すことで、とぼけた。
「あら、私がそんな質問をするのは変?」
「いえ……そんな。ただ……どうしてかな? と思って」
セレスティンは、ごにょごにょと声を小さくさせながら答えるが、内心はドキドキしていた。
息子のウィルモットと違い、皇后はなかなか頭の切れる人物。下手なことを言えば、倍になって返ってくるだろう。慎重に言葉を選ばないといけない。
すると皇后は、はぁ~と悩んだようにため息を吐いてきた。
「実は……彼女は聖女殺しの罪をかけられているのだけど、私はセレスティンが犯人ではないと思っているの」
「……えっ?」
まさかの回答に驚いてしまった。皇后の口から、セレスティンが犯人ではないと言ってくれるなんて。
「私は、あの子が小さい頃から知っているのだけど真面目で大人しい子よ。そんな子が人を殺すとは、どうしても思えなくて。でも覆すほどの証拠がないし、皆の手前だから……つい酷いことを言ってしまったわ」
「……」
皇后の言葉に一瞬ぐらついた。
(それって……)
皇后は、ティーカップを素早く置くと、セレスティンの手を握ってくる。
「あの子の疑いを晴らすためにもあなたの協力が必要なの。私は、あの自殺をしたメイドのアンナって子が犯人ではないかと思っているの。聖女と仲悪かったと報告が来ていたし。ねぇ、もし何か情報があったら私に教えてちょうだい。セレスティンの居場所とか」