【完結】トレード‼︎ 〜婚約者の恋人と入れ替わった令嬢の決断〜
「カミラさま!」
追いかけてきたのか、背後からマーセルに声をかけられた。
レグルスさまたちも一緒にいる。くるりと振り返ると、心配そうな彼とまなざしに気付いて、笑みを浮かべて見せる。
「マーセル、学園の寮にいきましょう」
「は、はい」
「これからパーティーまで、マティス殿下とあまり会わないでくださる?」
「……はい」
マティス殿下は、わたくしたちが入れ替わったことを知らない。知らないのなら、そのままで良いと思うの。パーティーはまだ少し先だから、その前にやるべきことをやるつもり。
「レグルスさま、ブレンさま、クロエ。――わたくしのことを、信じてくださいますか?」
少しだけ、声が震えた。どんな返答がきても良いように、きゅっと唇を結ぶ。
三人はわたくしのことを真剣な表情で見つめ、それからすぐにレグルスさまが小さく口角を上げて、すっと胸元に手を置いた。
「もちろんだよ、レディ」
「短い付き合いですが、信じられる人だと思っていますよー」
「私も信じます」
追いかけてきたのか、背後からマーセルに声をかけられた。
レグルスさまたちも一緒にいる。くるりと振り返ると、心配そうな彼とまなざしに気付いて、笑みを浮かべて見せる。
「マーセル、学園の寮にいきましょう」
「は、はい」
「これからパーティーまで、マティス殿下とあまり会わないでくださる?」
「……はい」
マティス殿下は、わたくしたちが入れ替わったことを知らない。知らないのなら、そのままで良いと思うの。パーティーはまだ少し先だから、その前にやるべきことをやるつもり。
「レグルスさま、ブレンさま、クロエ。――わたくしのことを、信じてくださいますか?」
少しだけ、声が震えた。どんな返答がきても良いように、きゅっと唇を結ぶ。
三人はわたくしのことを真剣な表情で見つめ、それからすぐにレグルスさまが小さく口角を上げて、すっと胸元に手を置いた。
「もちろんだよ、レディ」
「短い付き合いですが、信じられる人だと思っていますよー」
「私も信じます」