【完結】トレード‼︎ 〜婚約者の恋人と入れ替わった令嬢の決断〜
クロエの興味の対象。
「……どんな毒でも効かないのですか? 致死量でも?」
「どうなんでしょう。致死量までは飲んだことがないので……本当に、一口だけでわかるので」
「素晴らしい才能です……!」
目をキラキラと輝かせながら、ブレンさまを見るクロエ。どうやら彼に興味を持ったみたいね。
彼女は医者だから、いろいろな考えが巡ったのかしら……?
わたくしとレグルスさまは視線を合わせて、小さく眉を下げて微笑みを浮かべた。
そんな話をしていると、「お待たせしました」とパンケーキと紅茶が運ばれてきた。実際見てみると、本当にすごいホイップの量! どうやって食べるのが正解なのかわからないくらい。
「美味しそうですねー」
「ふふ、ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」
ぺこりと頭を下げて店員が去っていった。
早速いただきましょう、とナイフとフォークを手にして、なんとかパンケーキを取り皿に乗せる。ホイップクリームはスプーンで掬ってお皿へ。
こういうこと、したことがなかったからなんだか不思議な感覚だけど……楽しいわ。
一口サイズに切り分けて、ぱくりと食べてみる。薄めのパンケーキは思っていたよりも甘さが控えめだった。
その代わりに、ホイップクリームが甘い。甘いのに軽い! さらにベリーソースがかかっているところは甘酸っぱい!
「どうなんでしょう。致死量までは飲んだことがないので……本当に、一口だけでわかるので」
「素晴らしい才能です……!」
目をキラキラと輝かせながら、ブレンさまを見るクロエ。どうやら彼に興味を持ったみたいね。
彼女は医者だから、いろいろな考えが巡ったのかしら……?
わたくしとレグルスさまは視線を合わせて、小さく眉を下げて微笑みを浮かべた。
そんな話をしていると、「お待たせしました」とパンケーキと紅茶が運ばれてきた。実際見てみると、本当にすごいホイップの量! どうやって食べるのが正解なのかわからないくらい。
「美味しそうですねー」
「ふふ、ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」
ぺこりと頭を下げて店員が去っていった。
早速いただきましょう、とナイフとフォークを手にして、なんとかパンケーキを取り皿に乗せる。ホイップクリームはスプーンで掬ってお皿へ。
こういうこと、したことがなかったからなんだか不思議な感覚だけど……楽しいわ。
一口サイズに切り分けて、ぱくりと食べてみる。薄めのパンケーキは思っていたよりも甘さが控えめだった。
その代わりに、ホイップクリームが甘い。甘いのに軽い! さらにベリーソースがかかっているところは甘酸っぱい!