【完結】トレード‼︎ 〜婚約者の恋人と入れ替わった令嬢の決断〜
リンブルグの国民がわたくしを受け入れてくれるかはわからないけれど、彼らの話を聞いていると大丈夫な気がしてきたわ。
「たっぷり話し込んじゃいましたね」
最後の一切れを食べてから、ブレンさまが言葉をこぼす。
お代わりしたカフェオレも、もう残っていない。
長居してしまったね……それだけ、彼らの話が興味深かったということ。
「また今度、デートしましょう。今度はふたりきりでどうですか?」
クロエに尋ねるブレンに、わたくしとレグルスさまは視線を交わしてから彼女を見る。
ビックリしたように目を丸くしたけれど、頬を赤らめて「は、はい……」と承諾の言葉をつぶやいた。
ブレンさまって結構ぐいぐいアプローチしていくタイプなのね。
クロエも満更ではなさそうだし……このまま恋人になるのかしら?
もしもそうなったら、素敵なことだと思う。
「俺たちも今度、ふたりきりでデートしよう。きみの身体が戻ってから、になるけどさ」
レグルスさまに誘われて、自分の顔が赤くなるのがわかった。ゆっくりとうなずいて彼を見ると、嬉しそうに目元を細めて笑った。
「たっぷり話し込んじゃいましたね」
最後の一切れを食べてから、ブレンさまが言葉をこぼす。
お代わりしたカフェオレも、もう残っていない。
長居してしまったね……それだけ、彼らの話が興味深かったということ。
「また今度、デートしましょう。今度はふたりきりでどうですか?」
クロエに尋ねるブレンに、わたくしとレグルスさまは視線を交わしてから彼女を見る。
ビックリしたように目を丸くしたけれど、頬を赤らめて「は、はい……」と承諾の言葉をつぶやいた。
ブレンさまって結構ぐいぐいアプローチしていくタイプなのね。
クロエも満更ではなさそうだし……このまま恋人になるのかしら?
もしもそうなったら、素敵なことだと思う。
「俺たちも今度、ふたりきりでデートしよう。きみの身体が戻ってから、になるけどさ」
レグルスさまに誘われて、自分の顔が赤くなるのがわかった。ゆっくりとうなずいて彼を見ると、嬉しそうに目元を細めて笑った。