すべての想いは君とふたりで
そのあと、しばらく2人でくっつきながら休憩をし、ベッドから出ると、わたしが淹れた珈琲をソファーに並んで座りながら飲んだ。
「こんな日曜日もいいですね。」
律樹さんはそう言うと、珈琲を飲み、そしてわたしの肩を抱いた。
「そうですね。お出掛けも楽しいですけど、たまに2人で家でまったりもいいですよね。」
「そうですね。でも、そう思えるのは、花さんが一緒に居てくれるからです。今まで1人だった時は、家で過ごす日曜日に何も感じたことはありませんでした。」
律樹さんはそう言うと、「花さん、僕を幸せにしてくれて、ありがとうございます。僕も花さんを幸せに出来るように頑張りますね。」と言い、わたしの頭にキスをした。
「わたしは、もう充分大切にしていただいてて、幸せですよ?」
わたしがそう言うと、律樹さんは「まだまだ足りないです。」と言い、切なげに微笑み、わたしを見つめた。
わたしは、幸せ。
本当にそう感じているのか、それともそう思おうとしているのか、自分でも分からなかった。
わたしは本当の気持ちに蓋をして生きている。
それが本当に幸せと呼べるのか、、、
でも、仕方のないことだ。
わたしは、もう、、、フラレてしまった身だから。
今目の前にある幸せと向き合うしか、それしかないのだ。