すべての想いは君とふたりで


そして、ある日のことだった。

平穏だったはずのわたしの心をグチャグチャにする出来事があったのは、、、

わたしは、いつも通り仕事へ向かう律樹さんをお見送りしたあと、家事を済ませ、買い物に出掛けた。

すると、あの神社へ続く石の階段の前にバイクが置いてあり、階段に座る人影が見えた。

近付いて気付いたのだが、それは翔くんだった。

「翔くん、、、。」

わたしが名前を呼ぶと、翔くんはこちらを見て立ち上がり、「花ちゃん、、、ずっと探してたんだ。」と言った。

「えっ?」
「花ちゃん、まだ婚約者と住んでるの?」
「え、うん、まぁ、、、。」
「早く離れなよ。そして、大和さんのとこに行こう?」

翔くんの言葉に俯くわたし。

「わたしは、、、大和にフラレたから。婚約者と一緒になった方が幸せだって、言われちゃったから、、、。」

わたしがそう言うと、翔くんは「ちゃんと話したいことがあるんだ。ここじゃあれさだから、場所変えない?」と言い、わたしは翔くんのバイクの後ろ乗り、場所を変えることにした。

向かった先は、近くのドト◯ルだった。

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