すべての想いは君とふたりで

お風呂が沸くと、律樹さんを呼び、先にお風呂に入ってもらう。

その間に洗い物を済ませ、わたしはソファーで一息をついた。

わたし、何やってるんだろう、、、

勝手に婚約させられて、高校卒業した初日から専業主婦?

これが、わたしの幸せなの?

そんなことを考えていると、ガウン姿の律樹さんがお風呂から上がってきて、少しドキッとしてしまった。

「次、お風呂どうぞ。」
「はい、入ってきます。」

わたしは寝室へ向かい、部屋着を手に取ると、お風呂場へ向かった。

広い浴槽にお洒落な壁。

わたしが今、初めて会った男性が居る家のお風呂に入っていることが信じられない。

わたしが納得していないとはいえ、婚約してることになってるんだよね。

ってことは、やっぱり男女関係がするようなこともしなきゃいけなくなるってこと?

好きでもない人と、そうゆうことをするなんて、、、

わたしは、2年前まで付き合っていた大和のことを思い出した。

わたしの初めての彼氏で、わたしが経験する初めてを全て捧げた人。

今でもわたしは、大和のことが忘れられずにいた。

大和、、、今、何してるんだろう。
元気にしてるかなぁ。

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