〜Midnight Eden〜 episode5.【雪華】
その後に続く滝本の主張を要約すると10年前の2008年、夏木十蔵が率いる夏木グループは千葉県館山市にNATSUKIリゾートの系列ホテル建設の計画を立てていた。
リゾートホテル建設予定地には多くの住宅、宿泊施設や飲食店がある。ホテル建設計画が現実となれば、住民達は立ち退きを余儀なくされる。
さらにリゾートホテルだけではなく、ホテルに併設する形で大規模なショッピングモールを作る計画も持ち上がり、この計画に館山市民は猛反発。
館山市の自然環境やそこに暮らす市民の生活が、リゾートホテルとショッピングモールによって奪われてしまう危機を感じた滝本をリーダーに据えた、リゾートホテル開発反対派が組織された。
夏木グループとリゾートホテル計画反対派は真っ向から対立。当初はどちらつかずな当時の館山市長も、最終的には収益が見込める夏木グループのホテル計画事業に加担した。
そうしてある時、反対派のメンバーが経営する飲食店や宿泊施設の客足が途絶えていく。シーズンオフならいざ知れず、海水浴シーズンにも宿泊施設の予約は埋まらない。
反対派メンバーが独自に調査した結果、判明した衝撃の事実。夏木グループ側の人間が反対派メンバーの経営する飲食店や宿泊施設を名指しして、わざと評判を落とす噂をインターネットの口コミサイトや匿名掲示板に書き込んでいた。
飲食店を名指しする書き込みには料理に虫や髪の毛が入っていた、宿泊施設の書き込みには部屋が掃除されていない、接客態度が悪い等、ありもしない悪い噂を吹聴し、客足を遠のかせて経営難に追い込む卑劣なやり口だ。
夏木グループは強引な手段で住民を立ち退かせ、飲食店や宿泊施設の多くの経営者が店を畳んだ。
館山市民の反対も虚しく、ショッピングモールは2014年10月、リゾートホテルは2015年7月に開業した。
これが動画タイトルにもあるシーグラス館山の真実と夏木親子の醜聞。犯人グループにはリゾートホテル計画反対派メンバーの人間が数名、加わっている。
爆発までのタイムリミットは今日の16時。それまでに夏木十蔵が、娘が犯したいじめと強制的なリゾートホテル建設についての謝罪会見をしなければ、夏木舞だけでなく紅椿学院高校にいる全員を道ずれに爆弾を爆破させると滝本は述べた。
自爆も覚悟の最悪な学校立てこもり事件だ。
{紅椿学院の近くの小学校を借りて対策本部を設置するから。二人ともそこに来て}
「主任、この事件の捜査は私が参加しても大丈夫でしょうか? 例のプライベートの問題があって、公安から私は夏木コーポレーションの人間との接触は禁じられています」
{問題ないよ。一課長が捜査に復帰できるよう公安に取り計らってくれたの。あなたも九条くんと一緒に参加して欲しい}
対策本部は港区四丁目の隣、港区二丁目の小学校。
リゾートホテル建設予定地には多くの住宅、宿泊施設や飲食店がある。ホテル建設計画が現実となれば、住民達は立ち退きを余儀なくされる。
さらにリゾートホテルだけではなく、ホテルに併設する形で大規模なショッピングモールを作る計画も持ち上がり、この計画に館山市民は猛反発。
館山市の自然環境やそこに暮らす市民の生活が、リゾートホテルとショッピングモールによって奪われてしまう危機を感じた滝本をリーダーに据えた、リゾートホテル開発反対派が組織された。
夏木グループとリゾートホテル計画反対派は真っ向から対立。当初はどちらつかずな当時の館山市長も、最終的には収益が見込める夏木グループのホテル計画事業に加担した。
そうしてある時、反対派のメンバーが経営する飲食店や宿泊施設の客足が途絶えていく。シーズンオフならいざ知れず、海水浴シーズンにも宿泊施設の予約は埋まらない。
反対派メンバーが独自に調査した結果、判明した衝撃の事実。夏木グループ側の人間が反対派メンバーの経営する飲食店や宿泊施設を名指しして、わざと評判を落とす噂をインターネットの口コミサイトや匿名掲示板に書き込んでいた。
飲食店を名指しする書き込みには料理に虫や髪の毛が入っていた、宿泊施設の書き込みには部屋が掃除されていない、接客態度が悪い等、ありもしない悪い噂を吹聴し、客足を遠のかせて経営難に追い込む卑劣なやり口だ。
夏木グループは強引な手段で住民を立ち退かせ、飲食店や宿泊施設の多くの経営者が店を畳んだ。
館山市民の反対も虚しく、ショッピングモールは2014年10月、リゾートホテルは2015年7月に開業した。
これが動画タイトルにもあるシーグラス館山の真実と夏木親子の醜聞。犯人グループにはリゾートホテル計画反対派メンバーの人間が数名、加わっている。
爆発までのタイムリミットは今日の16時。それまでに夏木十蔵が、娘が犯したいじめと強制的なリゾートホテル建設についての謝罪会見をしなければ、夏木舞だけでなく紅椿学院高校にいる全員を道ずれに爆弾を爆破させると滝本は述べた。
自爆も覚悟の最悪な学校立てこもり事件だ。
{紅椿学院の近くの小学校を借りて対策本部を設置するから。二人ともそこに来て}
「主任、この事件の捜査は私が参加しても大丈夫でしょうか? 例のプライベートの問題があって、公安から私は夏木コーポレーションの人間との接触は禁じられています」
{問題ないよ。一課長が捜査に復帰できるよう公安に取り計らってくれたの。あなたも九条くんと一緒に参加して欲しい}
対策本部は港区四丁目の隣、港区二丁目の小学校。