和歌を現代にー『わかれんと 思ふばかりも 恋しきを いかにかせまし 逢はぬ月日を 』樋口一葉
第三章
カフェで私は今、凪くんと二人っきりだと思うと少し緊張してしまう。彼と飲む紅茶はこれまでにないほど美味しかった。どんなに高級なものよりも美味しかったと思う。彼は
「一葉は、甘いものが好きなんだね。俺も好きなんだよねー。」
と私に言う。彼と少し好みが合うだけで心臓が高鳴って、紅潮しまう自分が嫌だった。このとき、「好みが合うね//」なんてかわいく言えたならどんなによかったか。そんな恥ずかしい妄想ばかりしてしまう。彼はそこにいるのに…。
そして彼がケーキを頬張っている姿が可愛いくて、つい「好き、」と呟いてしまった。彼がニヤニヤしながら「え?何か言った?」と問いかけると私は
「ケーキが好きって言ったの。」
とごまかすように言った。彼はくすりとしながら「ホントかなー」と意地悪げに言った。こんなことをさらっと言ってしまう彼はすごいと思ったけど、彼の耳が赤くなっていることに気づいたとき、私は愛おしさが溢れた。あぁ、私は凪くんが好きだ。そう思ったらもう言うしかないと思った。
「凪くんっ!私、凪くんのことが好きっっ!」
我ながらよく言ったと感心する。すると彼は「ごめん
」返す。私は天から地へ突き落とされた。しかしその後、衝撃の言葉が私の元へ届いた。
「一葉のことが好きです。付き合ってください。」
私は声が出なかった。彼はすぐさま弁解する。
「この言葉、俺から言いたかった。待たせてごめん。」
私は、天から地へ落とされて宇宙へと放り出されたのだ。感情がトランポリンのように起伏し開いた口がふさがらない。少し冷静さを取り戻した私は、
「よろしくお願いします」
と、返事をした。すると彼は、
「あー、ダッセー。俺すっごいダサい。」
と反省する。そんな彼がかわいくてたまらなかった。私は、
「そうだね。すごくダサいね」といたずらげに笑った。
「一葉は、甘いものが好きなんだね。俺も好きなんだよねー。」
と私に言う。彼と少し好みが合うだけで心臓が高鳴って、紅潮しまう自分が嫌だった。このとき、「好みが合うね//」なんてかわいく言えたならどんなによかったか。そんな恥ずかしい妄想ばかりしてしまう。彼はそこにいるのに…。
そして彼がケーキを頬張っている姿が可愛いくて、つい「好き、」と呟いてしまった。彼がニヤニヤしながら「え?何か言った?」と問いかけると私は
「ケーキが好きって言ったの。」
とごまかすように言った。彼はくすりとしながら「ホントかなー」と意地悪げに言った。こんなことをさらっと言ってしまう彼はすごいと思ったけど、彼の耳が赤くなっていることに気づいたとき、私は愛おしさが溢れた。あぁ、私は凪くんが好きだ。そう思ったらもう言うしかないと思った。
「凪くんっ!私、凪くんのことが好きっっ!」
我ながらよく言ったと感心する。すると彼は「ごめん
」返す。私は天から地へ突き落とされた。しかしその後、衝撃の言葉が私の元へ届いた。
「一葉のことが好きです。付き合ってください。」
私は声が出なかった。彼はすぐさま弁解する。
「この言葉、俺から言いたかった。待たせてごめん。」
私は、天から地へ落とされて宇宙へと放り出されたのだ。感情がトランポリンのように起伏し開いた口がふさがらない。少し冷静さを取り戻した私は、
「よろしくお願いします」
と、返事をした。すると彼は、
「あー、ダッセー。俺すっごいダサい。」
と反省する。そんな彼がかわいくてたまらなかった。私は、
「そうだね。すごくダサいね」といたずらげに笑った。