『あなたを愛することはございません』と申し上げましたが、家族愛は不滅ですわ!

6 お子たちと仲良くなりたいのですわ!

 翌日から、ロレッタによるキャロラインへの嫌がらせが始まった。

 二階からバケツの中の水をぶっかけたり、物置に閉じ込めたり、ドレスを引き裂いたり……。五歳の彼女が思い付く限りの、ありとあらゆる嫌がらせを毎日繰り広げていた。

(これであの女は、なきながらこうしゃくけを、でていくわ!)

 ――と、彼女は乳母と一緒にほくそ笑んでいたのだが……。

「あらぁ〜っ! ロレッタはお継母様(おかあさま)とお友達になりたいのね!? わたくしもですわ! さぁ、一緒に遊びましょう〜!」

 一方キャロラインは、継子の陰湿な嫌がらせなどものともせずに、毎日毎日、飽きずに可愛い子供たちにちょっかいを出し続けていた。

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