ChristmasLight*


あたしと弘人が出会ったのはつい三週間前。

あたしと弘人はとある合コンでカップルになった。


つまり、付き合った日数もたった三週間って事。



「ねぇ、このままだとゥチら、クリスマスフリーじゃない?」


頭の中は仕事より、約二ヶ月後の大イベントの事が気になりつつある。

それは彼氏のいない女子社員が満了一致していた愚痴。

あたしもその一人だった。


「あたし去年も独り身だったんだよねー」

「まじでー?」

「ねぇねぇ、クリスマスに向けて合コンしとこうよ!」


言い出しっぺの子のセッティングのおかげで、7対7のコンパが叶ったわけ。


しかもカップル7組成立の完全勝利!



「……だったのになー」


傍のベンチに腰掛けて足をぶらつかせる。


見上げれば後ろからのツリーの明かりが眩しい。


「クリスマス待たずして別れるなんて……ツイてない。多分あたしだけだろうなー」


大きく吐いた溜め息は案の定白かった。



「へっぶしッ!!!」




「……?」

センチメンタルとは掛け離れた音を耳にし、あたしは怪訝たっぷりに横を見た。


ツリーの前には一人、立っている人がいる。

(今の、この子……?)


対象人物を確認したあたしは、思わずまばたきをした。


「さっみぃ〜…」

鼻を啜って愚痴るその影は、少年と青年の間くらいの歳の……

取りあえず、あたしより年下の男の子だった。


けど、驚いた事は別にある。


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