エリート役員は空飛ぶ天使を溺愛したくてたまらない
「武尊さん、たくさん魚がいます!」
「本当だ。シュノーケリングの道具も持ってきてよかったな。あとで一緒に海へ入ろう」
 真っ青で綺麗な海に、たくさんのカラフルな魚を海の中で見るのはとても楽しいことだろう。さっそく莉桜はわくわくしてきてしまった。

「入りましょう! すっごく楽しみです!」
 長期休暇と言ってもここで過ごせるのは三泊なのですぐにでもアクティビティを楽しみたい莉桜だ。
「よし、着替えるか」
 荷物を寝室に片付けて、水着に着替えた莉桜は五十里の水着姿を見てどきんと鼓動を大きく跳ねさせてしまった。

(それは肌も見たことはあるけれど……)
 腹筋も引き締まって彫刻のような五十里の身体は明るい太陽の下で見るとまた健全な色香があって、衣緒を落ち着かない気持ちにさせるのだ。仕事の時とは違って髪もセットしていない緩く降ろしたヘアスタイルもラフで素敵だった。

「莉桜、水着可愛いな」
 莉桜も白色のセパレートの水着を身にまとっている。新しいものではないし、海外にステイへ行く際にいつも持っていくものではあったけれど、五十里に可愛いと言われて一瞬照れてしまった。

 シュノーケリングはシュノーケリングベストという水に浮くライフジャケットのようなものを装着して海面を浮かびながら海の中を観察するアクティビティだ。
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