本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます ~side story ~
※川口直人 52
今日は久々に2人揃って仕事が休みの日だった。鈴音に何処かへ遊びに行こうかと言われたけれども、それはやめようと俺から提案した。何故ならこれから俺は父と手を貸してくれそうな会社を訪問して協力相手を見つけなければならず、鈴音と過ごせる時間が取れなくなってしまう。
だから今日は鈴音と2人きりでゆっくりすごしたかったからだ。
この話をしたとき、鈴音は笑顔で言った。
「それじゃ、2人で映画でも観て、部屋で食事しながらゆっくり過ごそう?」
そう、鈴音は決して不平不満を言ったりしない。すみれと交際していた時は、文句や要望が多くて、正直辟易していた。女性という者は不平不満が多いものなだと自分で自分に言い聞かせていたけれども、鈴音と交際して初めて分った。
鈴音はパートナーとして最高の相手だと言う事が……。
****
今日は2人でネット配信の映画を観ることにした。1本はSFXを駆使したファンタジー映画。もう1本は最近話題になったラブストーリーの洋画だった。2本とも2人で話し合って決めた映画だった。
「「ただいま~」」
2人でレジ袋をさげて、俺の部屋に帰って来る。
「フフフ……沢山買っちゃったね?」
鈴音が楽しそうに俺を見あげる。キッチンのカウンターテーブルの上には所狭しとアルコールと食材が乗っている。
「うん、そうだな。それじゃ先に料理を作ってしまおう」
俺の提案に鈴音は「うん」と言って頷く。そこで2人並んでキッチンに立って昼と夜の分の料理を作り始めた――
――2時間後
カウンターテーブルの上には2人で協力して作った料理が並べられた。焼きおにぎりやサンドイッチ、味付け卵にポテトサラダ。フライドポテトやチキン唐揚げ等々……。
「まるでパーティー料理みたいだね?」
鈴音が俺を見上げて笑顔になる。
「ああ。だけど、これで今日は1日ゆっくり過ごせるよ」
鈴音の肩を抱き寄せた。
「うん」
「よし、それじゃ早速料理を持って部屋に行こう」
「そうだね」
2人で食事を部屋に運び、センターテーブルに並べて準備が終わる。
「鈴音、最初に何を観たい?」
PCの画面を見ながら尋ねると、鈴音はちょっと考えてから答えた。
「う~ん……それじゃこっち」
選んだのは
「うん、俺もそっちの方がいいかな?」
やっぱりラブストーリー映画は夜、お酒を飲みながらゆっくり観た方がムードがあっていいかもしれない。
早速プロジェクターを用意すると鈴音に声をかけた。
「カーテン閉めてくれる?」
「うん」
鈴音はすぐに返事をすると部屋のカーテンを閉める。遮光カーテンだから部屋の中はあっという間に暗くなる。
「フフ、何だか本物の映画館みたいでワクワクするね?」
俺の隣に座ると鈴音が楽しそうに笑った。
「そうだな、最近は値段も安くなったし……思い切って買ってよかったよ」
2人の趣味が一緒で本当に良かった。
「さて、それじゃ早速観ようか?」
「うん」
そして俺はプレイスイッチを押した――
2人だけの映画館は最高だった。映画が好きな鈴音は食い入るように画面にくぎ付けになっている。そんな鈴音を観ていると、何故か鈴音の幼馴染の男が頭に浮かんできた。俺が鈴音と会えない時間、あいつは鈴音に近付いてくるんじゃないかと不安な気持ちが込み上げて来る――
「あ~……面白かった……ね?直人さ……」
無言で鈴音を抱きしめると、キスをした。
鈴音……。
「ど、どうしたの……? 突然……?」
唇を離すと鈴音が戸惑いながら尋ねてきた。
鈴音と暫く会えなくなる……。もっと深く繋がりたい。
愛し合いたい……。
「ごめん……鈴音に……突然触れたくなって……」
鈴音の髪に顔をうずめた。
「うん……いいよ……」
「鈴音……」
鈴音を抱き上げてベッドに乗せて服を脱がそうとすると、鈴音が言った。
「だ、大丈夫だよ。自分で脱ぐから……だから、直人さんも……ね?」
少しだけ顔を赤らめる鈴音。
そうだな……俺も早く鈴音を抱きたい。2人で向かい合わせになりながら服を脱ぐと、すぐに鈴音を抱き寄せて唇を重ねた。
甘い唇……絶対にあいつにだけは譲ってやるものか。
「鈴音……好きだ……大好きだ……」
舌を絡ませるキスをしながら、愛を告げる。
「わ、私も直人さんを……愛し……んっんっん……」
鈴音の舌を吸い上げながら、そのままベッドに押し倒す。
鈴音……鈴音……。
鈴音の身体中にキスを落とす。柔らかな胸に顔をうずめ、色づく先端を交互に口に含んで舌で舐める。
「あぁんっああっあっあっ……あぅ……はぁ……」
鈴音の肌がバラ色に染まり、目に薄っすら涙を浮かべながら快感で身体を震わす。
どんなに乱れても……鈴音は美しかった――
だから今日は鈴音と2人きりでゆっくりすごしたかったからだ。
この話をしたとき、鈴音は笑顔で言った。
「それじゃ、2人で映画でも観て、部屋で食事しながらゆっくり過ごそう?」
そう、鈴音は決して不平不満を言ったりしない。すみれと交際していた時は、文句や要望が多くて、正直辟易していた。女性という者は不平不満が多いものなだと自分で自分に言い聞かせていたけれども、鈴音と交際して初めて分った。
鈴音はパートナーとして最高の相手だと言う事が……。
****
今日は2人でネット配信の映画を観ることにした。1本はSFXを駆使したファンタジー映画。もう1本は最近話題になったラブストーリーの洋画だった。2本とも2人で話し合って決めた映画だった。
「「ただいま~」」
2人でレジ袋をさげて、俺の部屋に帰って来る。
「フフフ……沢山買っちゃったね?」
鈴音が楽しそうに俺を見あげる。キッチンのカウンターテーブルの上には所狭しとアルコールと食材が乗っている。
「うん、そうだな。それじゃ先に料理を作ってしまおう」
俺の提案に鈴音は「うん」と言って頷く。そこで2人並んでキッチンに立って昼と夜の分の料理を作り始めた――
――2時間後
カウンターテーブルの上には2人で協力して作った料理が並べられた。焼きおにぎりやサンドイッチ、味付け卵にポテトサラダ。フライドポテトやチキン唐揚げ等々……。
「まるでパーティー料理みたいだね?」
鈴音が俺を見上げて笑顔になる。
「ああ。だけど、これで今日は1日ゆっくり過ごせるよ」
鈴音の肩を抱き寄せた。
「うん」
「よし、それじゃ早速料理を持って部屋に行こう」
「そうだね」
2人で食事を部屋に運び、センターテーブルに並べて準備が終わる。
「鈴音、最初に何を観たい?」
PCの画面を見ながら尋ねると、鈴音はちょっと考えてから答えた。
「う~ん……それじゃこっち」
選んだのは
「うん、俺もそっちの方がいいかな?」
やっぱりラブストーリー映画は夜、お酒を飲みながらゆっくり観た方がムードがあっていいかもしれない。
早速プロジェクターを用意すると鈴音に声をかけた。
「カーテン閉めてくれる?」
「うん」
鈴音はすぐに返事をすると部屋のカーテンを閉める。遮光カーテンだから部屋の中はあっという間に暗くなる。
「フフ、何だか本物の映画館みたいでワクワクするね?」
俺の隣に座ると鈴音が楽しそうに笑った。
「そうだな、最近は値段も安くなったし……思い切って買ってよかったよ」
2人の趣味が一緒で本当に良かった。
「さて、それじゃ早速観ようか?」
「うん」
そして俺はプレイスイッチを押した――
2人だけの映画館は最高だった。映画が好きな鈴音は食い入るように画面にくぎ付けになっている。そんな鈴音を観ていると、何故か鈴音の幼馴染の男が頭に浮かんできた。俺が鈴音と会えない時間、あいつは鈴音に近付いてくるんじゃないかと不安な気持ちが込み上げて来る――
「あ~……面白かった……ね?直人さ……」
無言で鈴音を抱きしめると、キスをした。
鈴音……。
「ど、どうしたの……? 突然……?」
唇を離すと鈴音が戸惑いながら尋ねてきた。
鈴音と暫く会えなくなる……。もっと深く繋がりたい。
愛し合いたい……。
「ごめん……鈴音に……突然触れたくなって……」
鈴音の髪に顔をうずめた。
「うん……いいよ……」
「鈴音……」
鈴音を抱き上げてベッドに乗せて服を脱がそうとすると、鈴音が言った。
「だ、大丈夫だよ。自分で脱ぐから……だから、直人さんも……ね?」
少しだけ顔を赤らめる鈴音。
そうだな……俺も早く鈴音を抱きたい。2人で向かい合わせになりながら服を脱ぐと、すぐに鈴音を抱き寄せて唇を重ねた。
甘い唇……絶対にあいつにだけは譲ってやるものか。
「鈴音……好きだ……大好きだ……」
舌を絡ませるキスをしながら、愛を告げる。
「わ、私も直人さんを……愛し……んっんっん……」
鈴音の舌を吸い上げながら、そのままベッドに押し倒す。
鈴音……鈴音……。
鈴音の身体中にキスを落とす。柔らかな胸に顔をうずめ、色づく先端を交互に口に含んで舌で舐める。
「あぁんっああっあっあっ……あぅ……はぁ……」
鈴音の肌がバラ色に染まり、目に薄っすら涙を浮かべながら快感で身体を震わす。
どんなに乱れても……鈴音は美しかった――