本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます ~side story ~
川口直人 85
スマホを取り出すと、早速岡本にメールを打った。
『俺の弟が協力を申し出てくれた。今度3人で会おう。弟の名は和也だ。よろしくな。偶然にも今千駄ヶ谷のファミレスでバイトしている。ひょっとするとどこかで会うかも知れないな』
「よし……これでいいだろう」
俺はメッセージを送信すると缶ビールを取りにキッチンへ向かった。
プシュッ
プルタブを開けて、缶ビールを飲みながらふと思った。
「そうだ……久しぶりに手が空いたからネット動画でも観るか」
テーブルに載せたノートPCを手元に引き寄せると、電源を入れて立ち上げた。鈴音と交際していた頃は2人でよく海外ドラマや映画を観て過ごしていた懐かしい日々を思い出しながら、動画を検索した。そしてSFXの動画を見つけると、早速映画を観ながらビールを飲み始めた――
****
午後9時を少し過ぎた頃、不意にスマホに着信が入ってきた。
「岡本からか?」
ネットの動画を一時停止し、スマホを見ると着信相手は和也からだった。
「和也? どうしたんだろう?」
ピッ
スマホを操作し、耳元に当てた。
「もしもし」
『あ、兄ちゃん! 今、電話大丈夫!?』
受話器から和也の切羽つまった声が聞こえる。
「ああ、電話は大丈夫だけど……何かあったのか?」
『実はさ……来たんだよ! 鈴音さんが……男と一緒に!』
「え!? 何処に来たんだ!?」
『今夜は千駄ヶ谷のファミレスでバイトだったんだ。そこに鈴音さんがやってきたんだよ。何だか横柄そうな男と一緒にさ』
「千駄ヶ谷のファミレスに、横柄そうな男……?」
それなら相手の男は誰なのか明白だ。
「多分、その男は鈴音の幼馴染の岡本亮平だな」
『え? あの男が鈴音さんの幼馴染……? そっか……随分感じが悪かったな……あんな男が幼馴染なのか。可愛そうだな……』
和也がポツリと言う。
「そうか、お前も岡本が感じ悪そうに見えるのか」
『うん。そうだよ。何だか偉そうな態度を鈴音さんにとっていたな』
「あいつ、誰にでもああいう態度を取るんだよ。それで何か話したのか?」
『別に大した話はしていないよ。でも……俺が誰か気付いた用に思えたな。それじゃ切るよ』
「ああ、わざわざ連絡すまなかったな。それじゃ」
俺達は電話を切った。
****
時刻は22時になろうとしていた。
「岡本に電話をいれてみるか……」
いくらなんでも、もう帰宅している頃だろう。そう思った矢先に突然スマホが鳴り始めた。着信相手は偶然にも岡本だ。
スマホを手に取ると電話に出た。
「もしもし」
『俺だ』
相変わらず無愛想な声が聞こえてくる。
「ああ……丁度電話しようかと思っていたんだ。今日、鈴音と駅前のファミレスに行ったんだろう? 和也に聞いたよ」
『そうか……お前の弟、早速連絡入れたのか』
やっぱり俺の弟だとすぐに気付いたのか。
「ああ、まぁな……所で……」
『何だよ?』
「鈴音に……手を出したりしていないよな?」
気付けば、口が勝手に動いていた――
『俺の弟が協力を申し出てくれた。今度3人で会おう。弟の名は和也だ。よろしくな。偶然にも今千駄ヶ谷のファミレスでバイトしている。ひょっとするとどこかで会うかも知れないな』
「よし……これでいいだろう」
俺はメッセージを送信すると缶ビールを取りにキッチンへ向かった。
プシュッ
プルタブを開けて、缶ビールを飲みながらふと思った。
「そうだ……久しぶりに手が空いたからネット動画でも観るか」
テーブルに載せたノートPCを手元に引き寄せると、電源を入れて立ち上げた。鈴音と交際していた頃は2人でよく海外ドラマや映画を観て過ごしていた懐かしい日々を思い出しながら、動画を検索した。そしてSFXの動画を見つけると、早速映画を観ながらビールを飲み始めた――
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午後9時を少し過ぎた頃、不意にスマホに着信が入ってきた。
「岡本からか?」
ネットの動画を一時停止し、スマホを見ると着信相手は和也からだった。
「和也? どうしたんだろう?」
ピッ
スマホを操作し、耳元に当てた。
「もしもし」
『あ、兄ちゃん! 今、電話大丈夫!?』
受話器から和也の切羽つまった声が聞こえる。
「ああ、電話は大丈夫だけど……何かあったのか?」
『実はさ……来たんだよ! 鈴音さんが……男と一緒に!』
「え!? 何処に来たんだ!?」
『今夜は千駄ヶ谷のファミレスでバイトだったんだ。そこに鈴音さんがやってきたんだよ。何だか横柄そうな男と一緒にさ』
「千駄ヶ谷のファミレスに、横柄そうな男……?」
それなら相手の男は誰なのか明白だ。
「多分、その男は鈴音の幼馴染の岡本亮平だな」
『え? あの男が鈴音さんの幼馴染……? そっか……随分感じが悪かったな……あんな男が幼馴染なのか。可愛そうだな……』
和也がポツリと言う。
「そうか、お前も岡本が感じ悪そうに見えるのか」
『うん。そうだよ。何だか偉そうな態度を鈴音さんにとっていたな』
「あいつ、誰にでもああいう態度を取るんだよ。それで何か話したのか?」
『別に大した話はしていないよ。でも……俺が誰か気付いた用に思えたな。それじゃ切るよ』
「ああ、わざわざ連絡すまなかったな。それじゃ」
俺達は電話を切った。
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時刻は22時になろうとしていた。
「岡本に電話をいれてみるか……」
いくらなんでも、もう帰宅している頃だろう。そう思った矢先に突然スマホが鳴り始めた。着信相手は偶然にも岡本だ。
スマホを手に取ると電話に出た。
「もしもし」
『俺だ』
相変わらず無愛想な声が聞こえてくる。
「ああ……丁度電話しようかと思っていたんだ。今日、鈴音と駅前のファミレスに行ったんだろう? 和也に聞いたよ」
『そうか……お前の弟、早速連絡入れたのか』
やっぱり俺の弟だとすぐに気付いたのか。
「ああ、まぁな……所で……」
『何だよ?』
「鈴音に……手を出したりしていないよな?」
気付けば、口が勝手に動いていた――