ハイスペ上司の好きなひと


飛鳥の力になれればと思って頑張ってきたけど、それはそれでいいのかもしれない。

正直、飛鳥の気持ちを知った上で2人を間近で見続けるのは辛いものがあったから。

そう思い小さなため息を吐いたところでコンコンとドアの叩く音がした。

音の主は1人しか居ない。

何の用だろうと思いつつドアを引くと、入浴を終えたらしい飛鳥が立っていた。


「起きてたか。風呂空いたから伝えようと思って」
「あ、ありがとうございます。用意したらすぐに入りますね」


にこりと事務的な笑みを浮かべるも、飛鳥は何故かすぐに背を向けようとはしなかった。


「飛鳥さん?まだ何かご用でしたか?」
「…あ、いや…。その、仕事の話なんだが」
「何でしょう?」
「今年度の配属についてだ」


仕事と言われて一瞬身構えたが、思っていた内容とは違いそうで少しだけ肩の力を抜いた。



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