ハイスペ上司の好きなひと


間取りは勿論、家賃、敷金礼金、会社からの通勤距離やその街の治安などを考慮してある程度条件を満たした物件がありそうな不動産屋にアポの予約を入れた。

運のいい事に翌日の日曜日に予約が取れたので、帰ってすぐ真由菜に相談してもらいながら諸々を決めてしまおうと目につくものをとりあえず全部カゴに投げ入れて会計を済ませて飛び出した。


まさかこんな事になるとは思っておらず、上司への報告が焦りのせいですっかり頭から抜けていた事に、この時は全く気付いていなかった。

それにようやく気付いたのは翌日、不動産屋でいくつか物件をピックアップしてもらい後日内見の約束をしてそろそろ帰宅しようかとなった時だった。




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