ハイスペ上司の好きなひと



「…古賀、起きれるか?」


ふわりと意識が浮上し、視界に入ってきたとんでもない美丈夫にここはまだ夢なの中なのかと固まった。

しかし口の動きと共に確かに聞こえてくる自分の名前にこれは現実だと理解した瞬間、ガバッ!と勢いよく身体を起こした。


「えっ?飛鳥さん!?…あれ!?」


周りを見渡すも誰も居らず、どうして1人だけでしかも飛鳥が目の前に居るのか全く理解が出来なかった。


「友達なら先に帰ってもらったぞ」
「え、あ、そうですか…じゃなくて!どうして飛鳥さんがここに!?」
「覚えてないのか?古賀が電話で呼んだんだろ」
「うそ!?」


サーッと血の気が引きながらスマホの履歴を見れば確かに自分が飛鳥にかけていた。

その瞬間は背筋が冷えるなんてものじゃなく、何より先に土下座をかましていた。


「すみません!本当にすみません!私用で電話かけた挙句酔っ払いの戯言に付き合わせてしまって…!ああ、どうお詫びをしたらいいか、」
「落ち着け、とりあえず店を出よう」



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