ハイスペ上司の好きなひと
薄くなってきた部屋着の中に手を入れ、柔く滑らかな肌に触れれば応えるように紫の腕が肩に回った。
首筋にキスをする度にピクリと反応する姿は何度も見ても愛らしい。
「航くん…」
名前を呼ばれて手を止めて顔を見れば、潤んだ瞳がこちらを見つめていた。
「会えなくて寂しかったよ。…会いたかった」
「っ!」
「すぐに来てくれて、ありがとう」
照れたように破顔する表情のなんたる可愛さよ。
その破壊力はとてつもなく、理性が己の中で音を立てて崩れていくのを感じた。
前戯もほどほどに強く主張する下肢を当てがえば、紫はりんごのように更に顔を赤くしながら目を伏せた。
視線が逸れた事が気に食わず頬を掴み無理矢理目を合わせ、逃れられないよう壁に背をつけ押さえ込む。