ハイスペ上司の好きなひと


「ではまずテーブルと椅子を見に行きましょうか」
「ああ」


そうして家具を置いてあるスペースまで足を運び、自社商品のモデルスペースにある商品を眺めながらと紫は間取り図を確認している飛鳥に尋ねた。


「内装はどんな風にしたいとか希望はありますか?」
「いや…よく分からないが、あまり物が多いのは掃除がしづらいし困るな」
「では必要最低限で揃えましょう」


結局購入を決めたのはテレビ用のボードとソファとラグ、あとはダイニングテーブルと椅子だけだった。

観葉植物にも興味を示したものの、家を空けている時間は世話ができないと少し悲しそうにしていたので紫が世話を申し出れば分かりやすく喜んでいた。

ほんと可愛いな、この人。


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