拳から恋
ひょいっと写真をまた懐にしまう白鳥くんと、冷や汗を滲ませるわたし。
ちょっとの沈黙後、白鳥くんが口を開いた。
「おれは間違ってなかったっぽいけど、お前なにしてんの?別に制服なんかどっちでもいいけど」
「その……」
どうする?
口止めのために、一発……
それか、全部話した方が楽?
後者の方が確かに楽だけど、もし他にバラされたら厄介なことになりかねない。
黙りのわたしに、白鳥くんはわたしの手を掴み歩きだした。
「歩きながら話してくんない?」