敏腕CEOは初心な書道家を溺愛して離さない
「部屋の下見に来たのだからルームツアーしますか?」
首を傾げられて、香澄は「します!」と大きく頷いた。くすりと笑った神代が部屋を案内してくれる。
先ほどは入っていない部屋だ。
「ここは書斎、書斎っていうか仕事が持ち帰りになった時に仕事をする部屋ですね。リモートワークの時もここですることが多いです。作業内容によってはカフェに行ったりすることもありますが」
書斎はシンプルで大きなデスクがありその上にはモニターがたくさん置いてあった。
いかにも仕事をする部屋らしい。書斎と言うよりコンピュータールームのようだ。
そして続けてベッドがある部屋を案内してくれた。ここは客間らしい。
「お客さんが来ると泊める部屋です。友人とか家族とか」
そう言われて香澄はまだ神代の家族に直接挨拶していないことに思い至る。
「ご家族にもご挨拶行かなくてはいけませんね」
「あ、そうか。うちの家族は菜々美さんの写真を見てお見合いが進んでいると思っているかもしれません。訂正しておきます。見合いの時はいい年をした大人が親と一緒に同席するというのも恥ずかしくて断ったんですよ」
「そうだったんですね」
「母には怒られました。お見合いの常識から外れていると言って。けど、今にして思えば、親がいなくてよかったかもしれませんね」
首を傾げられて、香澄は「します!」と大きく頷いた。くすりと笑った神代が部屋を案内してくれる。
先ほどは入っていない部屋だ。
「ここは書斎、書斎っていうか仕事が持ち帰りになった時に仕事をする部屋ですね。リモートワークの時もここですることが多いです。作業内容によってはカフェに行ったりすることもありますが」
書斎はシンプルで大きなデスクがありその上にはモニターがたくさん置いてあった。
いかにも仕事をする部屋らしい。書斎と言うよりコンピュータールームのようだ。
そして続けてベッドがある部屋を案内してくれた。ここは客間らしい。
「お客さんが来ると泊める部屋です。友人とか家族とか」
そう言われて香澄はまだ神代の家族に直接挨拶していないことに思い至る。
「ご家族にもご挨拶行かなくてはいけませんね」
「あ、そうか。うちの家族は菜々美さんの写真を見てお見合いが進んでいると思っているかもしれません。訂正しておきます。見合いの時はいい年をした大人が親と一緒に同席するというのも恥ずかしくて断ったんですよ」
「そうだったんですね」
「母には怒られました。お見合いの常識から外れていると言って。けど、今にして思えば、親がいなくてよかったかもしれませんね」