敏腕CEOは初心な書道家を溺愛して離さない
「ものすごくたくさん部屋があるんですね」
 香澄に引っ越してきていいというはずだと納得する。
「もしも家族が増えたら、柚木トラストコーポレーションさんで不動産を購入しましょう」

「え? そんなのはいいですよ! お気にされなくて」
「義理の実家がせっかく不動産業をしているのですからそこで購入すればいいでしょう」 もしも家族が増えたら……。

 そこにはまだ見ぬ子どもの姿もあるのだろうか?

 結婚の先にあるものを意識させられたような気がして、香澄はどう反応すればいいのか分からなくなってしまった。



< 116 / 196 >

この作品をシェア

pagetop