敏腕CEOは初心な書道家を溺愛して離さない
よく見ると車にはドアが二つしかない。いわゆるツーシーターの車だった。スポーツカーだ。エンジン音も普段より大きいことに香澄は初めて気づいた。
「ドアが二つだけなんですね」
「そう。ツーシーターってやつです。趣味で乗っている車ですね。今は屋根がありますが、天気が良ければ屋根をしまってオープンにすることもできますよ」
「オープンカー! 話は聞いたことがありますが、乗ったのは初めてです」
「今度天気のいい日に、空気のいいところでオープンにしましょう。海際とかも気持ちいいですよ」
「はい! ぜひ!」
約束を少しずつ重ねてゆくことがこんなにも幸せなことだとは香澄は知らなかった。
「今日はどこに連れていってくださるんですか?」
「夜景の綺麗な公園です。少し高台にあるので街の灯りがとても綺麗に見える場所ですよ」
「夜景ですか? わざわざ見に行ったりしたことはないです」
行ったことがないので香澄はわくわくしてしまう。
「見に行く価値がありますから楽しみにしていて下さいね」
にこにこと神代が言うので香澄も楽しみになってくる。今まで自分が知らないことを神代はたくさん教えてくれているのだ。
それが交際というものだとしたら、なんて素敵なものなのだろうか。
車が公園の入口に差し掛かった時だ。
「ドアが二つだけなんですね」
「そう。ツーシーターってやつです。趣味で乗っている車ですね。今は屋根がありますが、天気が良ければ屋根をしまってオープンにすることもできますよ」
「オープンカー! 話は聞いたことがありますが、乗ったのは初めてです」
「今度天気のいい日に、空気のいいところでオープンにしましょう。海際とかも気持ちいいですよ」
「はい! ぜひ!」
約束を少しずつ重ねてゆくことがこんなにも幸せなことだとは香澄は知らなかった。
「今日はどこに連れていってくださるんですか?」
「夜景の綺麗な公園です。少し高台にあるので街の灯りがとても綺麗に見える場所ですよ」
「夜景ですか? わざわざ見に行ったりしたことはないです」
行ったことがないので香澄はわくわくしてしまう。
「見に行く価値がありますから楽しみにしていて下さいね」
にこにこと神代が言うので香澄も楽しみになってくる。今まで自分が知らないことを神代はたくさん教えてくれているのだ。
それが交際というものだとしたら、なんて素敵なものなのだろうか。
車が公園の入口に差し掛かった時だ。