キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
「桃宮さんは何をしに戻ってきたのですか?」

「あっ、着替えようと思って!制服だったので」

「ああ、そうだったのですね」

「はい!」


なんだか、秋川さんと会話をするのは心地よい気がした。

私は歩くのが早い方なのだが、秋川さんも同じぐらいのスピード。

相槌も打ってくれるし、優しい雰囲気が心地よい。


「桃宮さんにずっと言いたかったことがあるんです」

「……?はい?」

「玲奈さんって、呼んでもいいですか?」

「えっ?あ、全然!!先輩ですし、好きなように呼んでください!」


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