復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
chapter05 新しい派遣先
「ん……」
身体中に纏わりつく気だるさと、下腹部に重い違和感を感じながら、深い眠りからゆっくりと浮上した。ごくんと唾を飲み込むとなんだか喉も枯れてて痛い。
(うわぁ……身体中ギシギシする)
なんだかハードなヨガでもやった気分だ。
「う……ん……」
あまりの気だるさに再び目を閉じると、寝返りをうとうと重たい体を動かそうとした。でも何かにガッチリとホールドされていることに気づく。慌ててパチッと目を開けた私はさらに目を大きく見開いた。
目の前には立派な喉仏があって、すこし視線を上げれば東儀崇人の綺麗な寝顔がある。靄がかかったような眠気が一気に吹き飛んだ。
(えっ……う、うそっ!!今何時!?)
カーテンの隙間からは朝の光が差し込んでいる。慌てて部屋を見渡せば、時計の針はまもなく朝の6時をさそうとしていた。
(た、大変!!朝まで寝過ごすなんて……もう、私の馬鹿馬鹿!なにやってんのよ!)
頭の中で自分を叱咤しながら、なんとか彼の腕から抜け出すと、そっとベッドから降りた。でもその途端、脚に力が入らなくてカクンと床に座り込んでしまった。
(……う、動けない……)
一瞬どうしようかと迷うものの、急いでいる私は裸のままバスルームへと四つん這いで進むことにした。
媚薬をあれだけ飲ませたとはいえ、流石に効果は既に切れているに違いない。目を覚ました彼が私を見つけたら大変なことになってしまう。
本来なら彼と事を済ませた後、すぐに証拠写真を撮って彼が寝入っている間に去るつもりだった。なのに、彼に明け方近くまで延々と抱かれて、かなり体力を消耗してしまったらしい。
身体中に纏わりつく気だるさと、下腹部に重い違和感を感じながら、深い眠りからゆっくりと浮上した。ごくんと唾を飲み込むとなんだか喉も枯れてて痛い。
(うわぁ……身体中ギシギシする)
なんだかハードなヨガでもやった気分だ。
「う……ん……」
あまりの気だるさに再び目を閉じると、寝返りをうとうと重たい体を動かそうとした。でも何かにガッチリとホールドされていることに気づく。慌ててパチッと目を開けた私はさらに目を大きく見開いた。
目の前には立派な喉仏があって、すこし視線を上げれば東儀崇人の綺麗な寝顔がある。靄がかかったような眠気が一気に吹き飛んだ。
(えっ……う、うそっ!!今何時!?)
カーテンの隙間からは朝の光が差し込んでいる。慌てて部屋を見渡せば、時計の針はまもなく朝の6時をさそうとしていた。
(た、大変!!朝まで寝過ごすなんて……もう、私の馬鹿馬鹿!なにやってんのよ!)
頭の中で自分を叱咤しながら、なんとか彼の腕から抜け出すと、そっとベッドから降りた。でもその途端、脚に力が入らなくてカクンと床に座り込んでしまった。
(……う、動けない……)
一瞬どうしようかと迷うものの、急いでいる私は裸のままバスルームへと四つん這いで進むことにした。
媚薬をあれだけ飲ませたとはいえ、流石に効果は既に切れているに違いない。目を覚ました彼が私を見つけたら大変なことになってしまう。
本来なら彼と事を済ませた後、すぐに証拠写真を撮って彼が寝入っている間に去るつもりだった。なのに、彼に明け方近くまで延々と抱かれて、かなり体力を消耗してしまったらしい。