復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
chapter08 dihydrogen monoxide
「ん……」
バスルームからシャワーの音が聞こえてきて、私はゆっくりと目を覚ました。目を開けると、ひまわりのブーケがすぐ目に入る。その元気一杯の可愛い花と、真っ赤な薔薇から香る甘い香りに、ふっと笑みを浮かべるとごろんと寝返りをうった。
すでに朝も遅い時間なのか、カーテンの隙間からは明るい日差しが差し込んでいる。のそりと起き上がると、シーツがはらりと肩から滑って、身体中に散らばったいくつもの赤い花びらが露わになる。
はっきり言ってすごい一夜だった。初めて抱かれた夜もすごかったが、昨夜はお互い媚薬を飲んでいたせいか、彼は何度も何度も執拗に私を抱いて、私も信じられないほど乱れに乱れまくった。
最後の方はあまりの気持ち良さにほとんど意識が飛んでて、なにがなんだかあまりよく覚えていない。結局最後は気絶するように眠りに陥った。
(だめだ……。まだ媚薬の効果が全然体から抜けていない……)
肌がゾワっと粟立ってきて思わず自分を抱きしめた。今思い出しただけでも体が疼いてきて、とろりと脚の間から何かが溢れてくるのを感じる。
しかも身体中からまるでマーキングのように彼の匂いがする。肌も彼に何度も舐められたり吸われたり、所々甘噛みされてかなり敏感になっている。シーツが擦れるだけでも、その刺激で下腹部がジクジクと疼いてくる。
(早く、ここから逃げ出さなくっちゃ……)
今彼にまた触れられでもしたら、はしたなく欲情して醜態をさらす羽目になってしまう。そうなる前に、なんとしてでもここから去らなければ……。
バスルームからシャワーの音が聞こえてきて、私はゆっくりと目を覚ました。目を開けると、ひまわりのブーケがすぐ目に入る。その元気一杯の可愛い花と、真っ赤な薔薇から香る甘い香りに、ふっと笑みを浮かべるとごろんと寝返りをうった。
すでに朝も遅い時間なのか、カーテンの隙間からは明るい日差しが差し込んでいる。のそりと起き上がると、シーツがはらりと肩から滑って、身体中に散らばったいくつもの赤い花びらが露わになる。
はっきり言ってすごい一夜だった。初めて抱かれた夜もすごかったが、昨夜はお互い媚薬を飲んでいたせいか、彼は何度も何度も執拗に私を抱いて、私も信じられないほど乱れに乱れまくった。
最後の方はあまりの気持ち良さにほとんど意識が飛んでて、なにがなんだかあまりよく覚えていない。結局最後は気絶するように眠りに陥った。
(だめだ……。まだ媚薬の効果が全然体から抜けていない……)
肌がゾワっと粟立ってきて思わず自分を抱きしめた。今思い出しただけでも体が疼いてきて、とろりと脚の間から何かが溢れてくるのを感じる。
しかも身体中からまるでマーキングのように彼の匂いがする。肌も彼に何度も舐められたり吸われたり、所々甘噛みされてかなり敏感になっている。シーツが擦れるだけでも、その刺激で下腹部がジクジクと疼いてくる。
(早く、ここから逃げ出さなくっちゃ……)
今彼にまた触れられでもしたら、はしたなく欲情して醜態をさらす羽目になってしまう。そうなる前に、なんとしてでもここから去らなければ……。