Sweet Xmas☆
私へのクリスマスプレゼント、ということみたいだ。
ヨッシーがシャワーを浴びている間に、
中身を見てみることにした。

新発売のキャラクターグッズだ。
棒付きチョコレート付きのポーチやマスコット、エコバッグ、巾着が入っていた。

まさか、新発売のシリーズ、全部買い占めたの……?
確か、各アイテム1点ずつの個数制限がかかっていた記憶がある。

「気に入ってくれた?

深明の好きなもの、といったらこれしか思い浮かばなくて。
宝月は松倉先輩から指輪を貰ったらしいが、
無理してあちらの真似をする必要もないと思ってな。

何か欲しいものが別にあったなら、謝らなきゃな……」

ふかふかのベッドの上に座って、ぺこりと頭を下げるヨッシー。
何か子犬みたいで可愛かった。
よく見ると、まだ髪が濡れている。

「もう。
濡れたままでいると風邪引くよ?
年明け、一緒に初詣にも行きたいし。
風邪ひかれちゃ困る」

シャワー上がりのヨッシーの髪に、軽くドライヤーを当てる。

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