私たちの恋風は、春を告げる
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どれくら眠っていたのかわからない。
目が覚めると、視界には白い天井が映った。
「……深山さん。よかった、目、覚めた?」
柔らかい女性の声がして、私はゆっくりと顔を向ける。
白衣を着た、保健室の先生だ。
「……私、なんで保健室に…?」
「体育の授業中に倒れたのよ。覚えてない?」
「体育の授業中…?」
だんだん記憶が鮮明になってきて、何があったのか、全部思い出してきた。
「顔色、だいぶ良くなったわね。まだ、頭痛む?」
先生の問いに、私は小さく首を振った。