果実と恋のバスケット





私はお言葉に甘えて、ショルダーバッグからメモを取り出し、さくさくと買い物を進めていった。




材料を買い終えると、お家に帰ってエプロンに着替える。




「それじゃあ、アップルパイ作りを始めたいと思います!」

「はいっ。よろしくお願いします、アンズ先生」




ちょっと照れたように笑うリンゴくんのエプロンは、シンプルな白い生地に林檎のアップリケ。

そのとなりには可愛らしい虫食い林檎のアップリケもあって、思わず私はフフッと笑ってしまう。



リンゴくんもそれに気づいたのか、ちょっぴり頬を赤らめて微笑んだ。







< 126 / 539 >

この作品をシェア

pagetop