果実と恋のバスケット
「お、おい!アンズ!見ろ!」
レモンくんが私に見せてくれたのは雪の結晶の形をしたクッキー。
たった一色のはずなのに、陰影や盛り上がりを付けて美しい模様を作り出している。
「わぁっ…!すごいね、レモンくん!すっごくきれい!」
「は!?そ、そんなの当然だろ!オレだからな!」
ふふっ、なんだか、レモンくんのクセが掴めてきた気がする…!
レモンくんは腕を組んで耳を赤くするときがある。
そういう時は、素直になれていないときなんだ!
レモンくんについてまた1つ学んだ私は、思わず微笑ましく彼を見てしまう。