果実と恋のバスケット
そうだった…。
お店やみんなのお家が面している通りは人通りも多少あるから、クラスメイトに見られていることを考慮すべきだった…!
ブドウくんまで巻き込んでしまって、本当に申し訳ない。
私がうなだれていると、新たな声が耳に飛び込んできた。
「っていうか、あたし、『アプリコット』行ったことないんだけど。そんなに美味しいの?ただ有名だから調子乗ってるだけじゃないの〜?」
揶揄するような、からかうような口調。
それって…それは、お父さんたちの頑張りを無駄にする言葉だ。