課長はブラックサンタ……だったはずなのに
「予約とれたから行くぞ。個室なら見られないだろうし」
「ええ!?」
「断ったらキャンセル料とられるそうだ。付き合ってくれるよな」
「うぅ……はい」
私は仕方なく頷いた。
「サンタのおごりだ、ありがたく受け取れ」
課長はのんきにサンタクロースが恋人だったと発覚した歌を歌いながら片付けをする。
このタイミングで聞きたくない選曲、と私は微妙な気持ちになった。
行った先は元気が売りの焼肉店だった。
なんて色気のない選択だろうかと思ったが、なんだか安心もした。
店内はいい匂いに満ちていて、すいたお腹がさらに空腹を訴えてくる。
遠慮する私にかまわず、課長はどんどん頼んでどんどん焼いて食べさせてくる。
「課長って、焼肉奉行だったんですね」
「お前が遠慮してるからだ」
「ブラックサンタの正体が焼肉奉行……」
「なんで普通のサンタにしてくれないんだよ」
「プレゼントもらってないですし」
「おごりはカウントされないのか。このあと買いに行くか」
「やめてください。そういうつもりじゃないです」
ああもう、私は失言ばっかり。話を変えないと。
「ええ!?」
「断ったらキャンセル料とられるそうだ。付き合ってくれるよな」
「うぅ……はい」
私は仕方なく頷いた。
「サンタのおごりだ、ありがたく受け取れ」
課長はのんきにサンタクロースが恋人だったと発覚した歌を歌いながら片付けをする。
このタイミングで聞きたくない選曲、と私は微妙な気持ちになった。
行った先は元気が売りの焼肉店だった。
なんて色気のない選択だろうかと思ったが、なんだか安心もした。
店内はいい匂いに満ちていて、すいたお腹がさらに空腹を訴えてくる。
遠慮する私にかまわず、課長はどんどん頼んでどんどん焼いて食べさせてくる。
「課長って、焼肉奉行だったんですね」
「お前が遠慮してるからだ」
「ブラックサンタの正体が焼肉奉行……」
「なんで普通のサンタにしてくれないんだよ」
「プレゼントもらってないですし」
「おごりはカウントされないのか。このあと買いに行くか」
「やめてください。そういうつもりじゃないです」
ああもう、私は失言ばっかり。話を変えないと。