巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!
なんで私が、あたり前みたいに巻き込まれてるの?
私はいちおう巫女だけど神通力もないし、動物でもないんだけど!
「俺らとこうやって交流できたのは由巫だけなんだ。ってことで頼りにしてるぜ!」
「寄る辺なき身では、由巫の協力が不可欠じゃ」
「そうそう! よろしく頼むでー」
「そんなの頼まれても困るよ!」
「そんなこと言わないでくれよ! 由巫!」
「そうじゃ。由巫」
「由巫ぃ~」
三人がジリジリと接近してくる。
超イケメンに迫られても、こんな状況じゃうれしくもなんともない。
しかも考えてみれば人間じゃないんだよね? 狼と龍とネズミじゃん!
「やだ! こっち来ないでー!」
私は無我夢中で、手に持っていたお供え用のコップのお水を三人に向けてぶちまけた。すると……。
ーーポンッ!
とつぜん大きな音がして、周囲に白い煙がモクモクと立ち込めて視界をさえぎった。
なに? この煙。
ケホケホと咳込み、両手で煙を払いながら目をこらすと……。
「え!?」
さっきまで三人がいた場所に、ちょうど胸に抱きかかえるくらいの大きさのぬいぐるみが、みっつ並んでる。
ん? 子犬と、子龍と、ハムスターのぬいぐるみ?
も、もしかしてこれって……?
「由巫ぃー。ひでえよぉー!」
「なんということをしてくれたのじゃ!」
「動物の姿に戻ってもうたやんか~」
これ、ぬいぐるみじゃない!
志狼君と、龍生君と、宙太君が、動物の姿になってジタバタしてるー!
私はいちおう巫女だけど神通力もないし、動物でもないんだけど!
「俺らとこうやって交流できたのは由巫だけなんだ。ってことで頼りにしてるぜ!」
「寄る辺なき身では、由巫の協力が不可欠じゃ」
「そうそう! よろしく頼むでー」
「そんなの頼まれても困るよ!」
「そんなこと言わないでくれよ! 由巫!」
「そうじゃ。由巫」
「由巫ぃ~」
三人がジリジリと接近してくる。
超イケメンに迫られても、こんな状況じゃうれしくもなんともない。
しかも考えてみれば人間じゃないんだよね? 狼と龍とネズミじゃん!
「やだ! こっち来ないでー!」
私は無我夢中で、手に持っていたお供え用のコップのお水を三人に向けてぶちまけた。すると……。
ーーポンッ!
とつぜん大きな音がして、周囲に白い煙がモクモクと立ち込めて視界をさえぎった。
なに? この煙。
ケホケホと咳込み、両手で煙を払いながら目をこらすと……。
「え!?」
さっきまで三人がいた場所に、ちょうど胸に抱きかかえるくらいの大きさのぬいぐるみが、みっつ並んでる。
ん? 子犬と、子龍と、ハムスターのぬいぐるみ?
も、もしかしてこれって……?
「由巫ぃー。ひでえよぉー!」
「なんということをしてくれたのじゃ!」
「動物の姿に戻ってもうたやんか~」
これ、ぬいぐるみじゃない!
志狼君と、龍生君と、宙太君が、動物の姿になってジタバタしてるー!