巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!
「そんな貴重な品がうちの学校の資料室に展示されているのって、すごいことなんだよ」
「しかも、めーっちゃデカい水晶だしね!」
五十年くらい前、この学校を建てる工事中に、ショベルカーが地中から勾玉を掘り出したんだって。
勾玉って普通は数センチ程度なのに、掘り出されたのは、なんと三十センチもある超大物!
本来なら博物館で扱うような逸品だけど、うちの学校のシンボルとして資料室に展示されているんだ。
その勾玉が最近、夜になると妖しく光るという怪談話が、学校中ですごく話題になっている。
「無色透明な水晶が、夜になると十二色に光るんだって。想像するとテンション上がるわあ!」
「そんなのどうせ目の錯覚でしょ」
「違うよ。本当にうちの先輩が見たし、動画撮影もしたんだから!」
「ふーん。それなら実は勾玉の中にLEDでも入ってたりしてね」
「由巫はいつもながらクールな反応だねえ。神社の娘なのに」
春菜がつまらなそうに唇をとがらせる。
ノリが悪くて申しわけないけど、私は神も仏も信じていない現実主義者だから。
「しかも、めーっちゃデカい水晶だしね!」
五十年くらい前、この学校を建てる工事中に、ショベルカーが地中から勾玉を掘り出したんだって。
勾玉って普通は数センチ程度なのに、掘り出されたのは、なんと三十センチもある超大物!
本来なら博物館で扱うような逸品だけど、うちの学校のシンボルとして資料室に展示されているんだ。
その勾玉が最近、夜になると妖しく光るという怪談話が、学校中ですごく話題になっている。
「無色透明な水晶が、夜になると十二色に光るんだって。想像するとテンション上がるわあ!」
「そんなのどうせ目の錯覚でしょ」
「違うよ。本当にうちの先輩が見たし、動画撮影もしたんだから!」
「ふーん。それなら実は勾玉の中にLEDでも入ってたりしてね」
「由巫はいつもながらクールな反応だねえ。神社の娘なのに」
春菜がつまらなそうに唇をとがらせる。
ノリが悪くて申しわけないけど、私は神も仏も信じていない現実主義者だから。