巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!
おそるおそる振り返ると、生活指導の鍋島先生が不機嫌そうな顔で私を見ていた。
周囲の男子生徒たちの「お、鍋島先生じゃん!」、「今日も美人だなあ」……なんてヒソヒソ声が聞こえてくる。
そう。この鍋島 峰子先生はまだ二十代前半の若い先生で、シャープな目元が魅力的なすごい美人。
いつも地味なスーツを着ているけれどスタイル抜群だし、全学年の男子生徒に大人気なんだ。
でも私ちょっと……いや、正直に言ってこの先生のこと、かなり苦手。
だって、たぶん今日も私にいつものセリフを言ってくるはずだから。
「榊さん。いつも言っているけれど、あなたの髪は長すぎです。学生としてふさわしくないから切りなさい」
ほら、やっぱり!
はあ、今日も同じことの繰り返しかあ。
心の中でため息をついていたら、春菜が私の代わりに言い返してくれた。
「先生。何度も言っていますけど、由巫の髪に関しては学校からちゃんと許可が出ているんです」
「ええ、知っています。でも私は生活指導として納得していないの。心の乱れは外見から始まるんですよ?」
「べつに由巫の心はぜんぜん乱れていませんから、どうぞご心配なく!」
「まあ、教師に口ごたえするなんて! ほら榊さん、あなたのその髪のせいでお友だちにも悪い影響が出ているのよ⁉︎」
「私の気が強いのは由巫の髪のせいじゃないでーす! 生まれつきでーす!」
「な、なんなのよ! その生意気な口のききかたは!」
周囲の男子生徒たちの「お、鍋島先生じゃん!」、「今日も美人だなあ」……なんてヒソヒソ声が聞こえてくる。
そう。この鍋島 峰子先生はまだ二十代前半の若い先生で、シャープな目元が魅力的なすごい美人。
いつも地味なスーツを着ているけれどスタイル抜群だし、全学年の男子生徒に大人気なんだ。
でも私ちょっと……いや、正直に言ってこの先生のこと、かなり苦手。
だって、たぶん今日も私にいつものセリフを言ってくるはずだから。
「榊さん。いつも言っているけれど、あなたの髪は長すぎです。学生としてふさわしくないから切りなさい」
ほら、やっぱり!
はあ、今日も同じことの繰り返しかあ。
心の中でため息をついていたら、春菜が私の代わりに言い返してくれた。
「先生。何度も言っていますけど、由巫の髪に関しては学校からちゃんと許可が出ているんです」
「ええ、知っています。でも私は生活指導として納得していないの。心の乱れは外見から始まるんですよ?」
「べつに由巫の心はぜんぜん乱れていませんから、どうぞご心配なく!」
「まあ、教師に口ごたえするなんて! ほら榊さん、あなたのその髪のせいでお友だちにも悪い影響が出ているのよ⁉︎」
「私の気が強いのは由巫の髪のせいじゃないでーす! 生まれつきでーす!」
「な、なんなのよ! その生意気な口のききかたは!」