もっと、キミと
「……たしかに。前から思ってたけど、男子達……白鳥さんへの態度悪すぎるよね」
「しかも、本人が嫌って言ってもまだあんなこと……」
「マジでサイテー。人の気持ち考えらんないの?」
静まり返った事で、クラスメイト達が言うことが自然と聞こえてきた。
私に対する嫌な言葉ではなくて、彼らへの。
みんなが、私の事を嫌いなわけではないんだ。
クラスメイト達が口々に言うことに気まずくなった男子達は「チッ」と舌打ちして私達の前からいなくなった。
教室にも入りづらかったのだろう。
「ったく……アイツら。ちゃんと謝れよ。白鳥さん、大丈夫?」
「え……あ、はい。すみません……」
「ふは。クラスメイトなのに敬語って」
私の言葉に喉を鳴らして笑う学級委員長。
「それに、謝らないでよ。白鳥さんが悪いわけじゃないんだし」
「あ……そう、だよね。ごめ……じゃなくて。あ、ありがとう……?」
「何で疑問系なの?」
樹くん以外の男子ときちんと話したことなんてなくて、心臓がバクバクいってる。
上手く話せてもないし。
もじもじとしていると、クスクスと笑っていた彼が咳払いをして仕切り直しをした。