初めての恋のお相手は
――……



「…ごちそうさまでした」

「おそまつさま」

「あ、自分で片付けます」

「いいから。病人は休んでなさい」



私が動くより先に
食器を片付け始める祠堂さん。


申し出るものの、却下され
私は、そのままクッションの上に逆戻り。



……うう
今日は迷惑ばかりかけてる…



時間が経つに連れ
恥ずかしさよりも、申し訳なさが勝ってきて
いたたまれなくなる私。



「一応、薬飲みなさいね
悪化するようなら、明日病院行きましょう」

「…はい」



うなだれながらも、素直に頷き
テーブルの上に置いてある薬に手を伸ばす。



……とりあえず、早く治そう。
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