初めての恋のお相手は
7
――……
「……恋人のフリ?」
「そーそー、あからさまな感じで
出歩けば、変なのも寄って来ないだろ?」
例のごとく、お店に入り浸っていた傑さんが
そんなことを言う。
体調が良くなって、数日後。
久しぶりにお店に出勤した私に
今日は少し、困った事が起きた。
大型連休が重なった今日。
お店はすごく、忙しくて
キッチンもホールもてんやわんやとしていた。
特にホールの方が人手不足で
ひっきりなしに来るお客さんの対応で
中々、片付けまで、追い付かない現状だった。
だから、接客は無理でも片付けくらいなら…と
ホールのヘルプに申し出た私。
こゆさんと、スグリさんは気にしてくれたけど
私はそれを振り切って、ホールのヘルプに入った。
「……恋人のフリ?」
「そーそー、あからさまな感じで
出歩けば、変なのも寄って来ないだろ?」
例のごとく、お店に入り浸っていた傑さんが
そんなことを言う。
体調が良くなって、数日後。
久しぶりにお店に出勤した私に
今日は少し、困った事が起きた。
大型連休が重なった今日。
お店はすごく、忙しくて
キッチンもホールもてんやわんやとしていた。
特にホールの方が人手不足で
ひっきりなしに来るお客さんの対応で
中々、片付けまで、追い付かない現状だった。
だから、接客は無理でも片付けくらいなら…と
ホールのヘルプに申し出た私。
こゆさんと、スグリさんは気にしてくれたけど
私はそれを振り切って、ホールのヘルプに入った。