嘘つきと疫病神
あとがき
 はじめまして、榊原蓮華草です。この度は「嘘つきと疫病神」を読んでくださり本当にありがとうございます。
 初めてあとがきというものを書くので何を書いたらいいのか分からず、模索しながら書いていますがよろしければ最後まで読んでみてください。

 「嘘つきと疫病神」は、様々な恋愛小説、戦争に関するお話を読んで強く影響された結果生まれました。
 野いちご様で初めて投稿した記念すべき一作品目ですが、我ながら思い入れの深い作品となったと思っています。

 このお話は、戦時中の日本を舞台に疫病神と虐げられた少女と写真家になることを夢見た少年が出会い、懸命に命を紡いでいく物語です。
 戦争で死ぬことが決まっている想い人に何ができるのか、何をしたら互いに傷つかずに終えられるのか。そんな主人公である時雨蕗の葛藤を描きました。
 私自身が戦争を経験したわけではないので、戦時中の日本の生活について詳しいわけではありません。それでも数多の戦争に関する書籍を読んで自分なりに感じたことをこの作品に落とし込みました。
 当初の登場人物は時雨蕗、風柳仁武、柳凪鏡子、仁武の祖母の四人だけを主軸にして物語を書くつもりだったのですが、野いちご様で投稿していくに連れ紬や友里恵、芝や小瀧といった登場人物達が増えていきました。今思えば、彼らの存在が大きく物語に関わったかと思います。
 一人一人の関係性、性格、過去を作りながら並行して物語を執筆していたので中には深く描写できなかった登場人物もいます。そんな登場人物については続編として別視点の話を書こうと計画しているので気長に待っていただけると嬉しいです。

 作品を読んでくださった方ならば話の全要は分かっているかと思いますので説明はこのくらいで。
 
 少し話させていただくと、元々この作品は戦争に関するお話ではありませんでした。
 何か話を書きたい、けれど何を題材にするのか思いつかない。そんな状況でこの「嘘つきと疫病神」という題名だけが生まれ、長らく話を書かないまま時間が過ぎていました。
 そんな中でこの作品を書くきっかけになったのは、学校の授業で受けた平和学習でした。
 戦争、特攻、ひめゆり学徒隊など自分の知らない七十年以上も昔のことを学び、強い感銘を受けたのです。
 何も知らない私では、何を書いても綺麗事にしかなりません。ですがどのような形でも戦争が日本で起こったこと、多くの方が悲しみにくれたことは決して忘れてはいけないことであると考えます。
 ですから、私はこの作品で戦争の悲惨さを感じて頂きたいと思いました。

  少しでも感じることができたのなら、私の思いは伝わったことになるのでしょう。

 最後に長くなりましたが、ここまで応援してくださってありがとうございました。
 まだまだ駆け出しの身ではありますが、もっと多くの方に私の作品を愛していただけるよう精進しますので、何卒よろしくお願います。

 また何処かでお会いしましょう。
< 153 / 153 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:69

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ポンコツ執事なのに、お嬢様に溺愛される

総文字数/69,269

恋愛(純愛)73ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
こんなはずじゃなかったんです。 『今日から、私の娘の執事として働いてもらう』 『……はいぃ!?』 ただの地味な大学生だったんです。 格ゲーが好きな、ただのオタクだったんです。 『あんたが私の執事? 有り得ないんだけど』 ですよね。そうですよね。 僕だってそう思います。 だって、雇われた先は、 世界中の金融を牛耳る、白銀の王座。 白鷺財閥。 その超超有名な大豪邸に住み込みで働くなんて、 何処のファンタジーですかって話ですよ。 『ちょっと、私の目を見て話しなさいよ』 それは無理です。 漫画の世界から出てきたような美少女を前に、 まともになんてなれるわけが。 『あのー、お嬢様……? 何故、僕が髪を梳かれているんでしょう』 『細かいことは気にしない気にしない』 気にしないと、貴方の父親に僕が叱られるんです。 『私……そんなに魅力ない?』 ……そんなわけないでしょう。 貴方は、この世界の誰よりも───。 『こんっっっっっの! ポンコツ馬鹿あああああ!』 いや、なんで!!!??? 家事、駄目。 性格、内気。 自己肯定感、奈落の底。 そんな僕が、一人のお嬢様に仕える変なお話。
想いと共に花と散る

総文字数/538,026

歴史・時代587ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
桜舞う 貴方の頬に触れた時 私は気付く 貴方の隣が私の居場所だったと 荒くれ者でも、 農民の出でも、 皆から嫌われていても、 私にとって貴方達は、 太陽よりも眩しい“誠”だった。 『……楽になりたい』 希望も、夢も何も持たない少女が一人。 『俺はなぁ、てめぇみたいな顔をしてる奴が一番嫌いなんだ』 刀の切っ先を向けて、 ぶっきらぼうに吐き捨てられる言葉の裏には、 いつも優しさがあった。 『変わってしまったら、全部思い出せなくなる。 だから、ずっと変わらないでいてほしいって……そう思っているんだよ』 叶うならば、ずっと変わらないでいてほしかった。 でも、時間は進む。 時代という荒波に飲まれて、何度も大切なものを失う。 『新撰組が私の居場所です』 居場所を与えてくれた。 生きる理由を教えてくれた。 生きたいと思わせてくれた。 貴方達に出会ったから、私は生きている。 この想いの名前は分からない。 それでもいつか散ってしまうのなら、 私は、 この想いと共に花と散る。 初めて歴史ものを書くので所々おかしな部分があるかもしれません。 できるだけ忠実に書き進めていこうとは思っていますが、温かい心で読んでいただけるとありがたいです。 あくまでも作者の主観を含めていることもご周知の上で。 ※流血描写、残酷表現
雨は嫌いですか、私は好きです

総文字数/129,567

恋愛(学園)136ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
これは、雨が降る放課後でだけ許される恋。 しとしとと、降り続ける雨。 昇降口を出て傘をさすと、 いつもいる。 『ちょっくら入れてくんね?』 クラスで人気者のムードメーカーの彼は、 どういうわけか、私を待ち伏せするのです。 それも、 雨が降る放課後に限って。 ☂ 『……貸して』 背が低くて、前髪が長くて、眼鏡を掛けていて。 地味子、という言葉から生まれたような私には、 貴方は眩しすぎる。 雨雲の隙間から差し込む光、 それは貴方なのかも。 『ここ、俺の特等席だから』 『他の人なんて、絶対に入れないで』 貴方はずるい。 ずるすぎる。 ☂ 初めは、申し訳なさそうに。 二回目は、ちょっと強引に。 三回目は、味を占めたように。 そして四回目からは、 ———……隣りにいるのが当たり前になるのです。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop