
- 作品番号
- 1741592
- 最終更新
- 2026/03/08
- 総文字数
- 197,154
- ページ数
- 152ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 17,816
- いいね数
- 82
- ランクイン履歴
-
歴史・時代8位(2026/01/31)
あの暑い夏の日。
私は生きるために町に出た。
食べる物、着る物、飲む物。
何も持っていない私に与えられた選択肢は、
“盗む”ことだけ。
でも、無理して生きようとは思っていなかった。
理由がない。
希望がない。
夢がない。
だから、死ぬなら何処でも良かった。
『お前、どうしてあの時逃げなかった』
けれど、
貴方が逃げ道を塞いでくれたのだ。
嘘つきな貴方は、
不器用なのに優しくしてくれる。
『まだ生きたいって思っちゃった』
疫病神だと虐げられる私は、
貴方の嘘から生まれた優しさに生かされた。
だから私は、
貴方の隣で、
同じ明日を夢見て、
一緒に生きていきたかったの。
写真機を覗く貴方の顔は、
いつだって笑顔に満ちていて。
失敗作にしか見えない写真を、
擦り切れても大切にしていて。
ずっと、想ってくれていたのに。
ずっと、見てくれていたのに。
私が貴方の本心を知るのは、
貴方を失ってからだった。
榊原の処女作です。
物凄く拙い文章ですが、温かい目で読んでいただけるとありがたいです。
ちらほら改稿はしています。
私は生きるために町に出た。
食べる物、着る物、飲む物。
何も持っていない私に与えられた選択肢は、
“盗む”ことだけ。
でも、無理して生きようとは思っていなかった。
理由がない。
希望がない。
夢がない。
だから、死ぬなら何処でも良かった。
『お前、どうしてあの時逃げなかった』
けれど、
貴方が逃げ道を塞いでくれたのだ。
嘘つきな貴方は、
不器用なのに優しくしてくれる。
『まだ生きたいって思っちゃった』
疫病神だと虐げられる私は、
貴方の嘘から生まれた優しさに生かされた。
だから私は、
貴方の隣で、
同じ明日を夢見て、
一緒に生きていきたかったの。
写真機を覗く貴方の顔は、
いつだって笑顔に満ちていて。
失敗作にしか見えない写真を、
擦り切れても大切にしていて。
ずっと、想ってくれていたのに。
ずっと、見てくれていたのに。
私が貴方の本心を知るのは、
貴方を失ってからだった。
榊原の処女作です。
物凄く拙い文章ですが、温かい目で読んでいただけるとありがたいです。
ちらほら改稿はしています。
この作品のレビュー
2025/08/20 09:11
投稿者:
叶芽夢雨ーカナメユウー
さん
切なすぎる
めちゃくちゃ感動しました…!!
最後なんて泣きそうになりましたね〜。
蕗ちゃんの記憶障害も悲しい…。
最後まで覚えていられたことを望むばかりです!
仁武くんも最後意思を固めたところかっこよかった!!
とっても素敵なお話でした!
ぜひみなさんも読んでみてください!!
レビューを見る
この作品の感想ノート
もうめちゃくちゃ感動した…!!最後なんて泣きそうになったもん!蕗ちゃんの記憶障害も悲しいな…。でも、きっと最後まで覚えていられたよね!仁武くんも最後意思を固めたところかっこよかったな!!
とっても素敵なお話でした!最後まで書いてくださりありがとうございました!!
2025/08/15 12:06
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