恋愛短編集10作品

そうだね。最初は、それでいいよ。

君に勝った事にする。
負けたままでは、俺の欠陥は見つからないし……不足を満たせない。

「神楽。温かいね……」

「そうね。アンドロイドのくせに、熱の放出なんて……ふふっ。冷水でも被る?」

あれ?簡単に、環境に順応できるのかな。

「くくっ。俺は、都合のいい防水対応しか出来ないんだ。」

俺の笑顔に、下から上目の睨んだ表情で首を絞める神楽。

「ちょ、感覚はあるから!普通に、苦しいから止めてぇ~~!!」

抵抗しながら、自分の深くに燻る男の部分を覆い……
神楽と距離を保つ。

「いい?不良品は、返品なんだからね!」

俺を突き飛ばして立ち上がり、見下ろして捨て台詞。
そうだね、間違いは不可欠だよ……





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