君が恋する私は、

2人で行ったテーマパーク

『また、どこかで会わない?』

そんなラインが来たのは、あの夜から一週間が経った日のこと。


あれから、私たちは警察で事情聴取を受けた。

ストーカーも厳重注意処分になり、あの日のことははじめからなかったことのようになっていた。


だから正直、藤田くんとのことも忘れかけていた。


私は家にて絶賛スマホの画面と格闘中。


「ほんとにどうしよう……。」

──バレたくない。でも、助けてくれたんだし……。


よし、と覚悟を決め、スマホにメッセージを打ち込んでいく。


『ぜひ! いつ頃にしますか?』


..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚

「こっちこっち!」

藤田くんは私の姿を捉えると同時に嬉しそうに手を振った。

「お、おはようございます」


「え、敬語? 何歳?」
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