消えたいわたしと生きたいきみ
転校生の噂
「ねぇ、隣のクラスに女の子の転校生が来るという噂があるんだけど、知ってる?」
と、友達の江口明日香(えぐちあすか)が私、内田奈緒(うちだなお)にたずねてくる。
「そんな噂があるの⁉︎全然知らない」
「え〜!?
奈緒、知らないの?
みんなこの噂で持ちきりだよ。しかも、転校生は美人で名前は羽海エリといってハーフらしいよ。」
「ハーフなんだ…」
「そ。母親が日本人で父親がアメリカ人なんだって。英語、ペラペラなのかな?ペラペラだったら私に英語、教えてほしいな。私、英語苦手だからさ。」
ふ〜ん。日本人とアメリカ人のハーフか。日本人とアメリカ人のハーフの人だったら私が通っていた幼稚園にいたような?ま、いっか。
今は11月の下旬だ。この時期に転校してくる子がいるって珍しいな。
「へ〜。この時期に珍しいね。その羽海エリだっけ?いつ転校してくるの?」
「12月の最初に登校する日に転校してくるらしい。でも、この情報は間違っているかもしれないけど。だってこの情報は、学校の掲示板に書いていたから。学校の裏掲示板って嘘だらけでしょ?」
「学校の裏掲示板か。学校の裏掲示板に書かれるほど、学校全体が噂してることなんだね。私、スマホを持っていないから全然知らなかったけど…。」
「今時、スマホを持っていないって本当に珍しいよね。普通、持っているもんでしょ。」
「うーん?普通がわからないからよく分からないけど。しかも、スマホを持っていても良いことなんてないでしょ。」
「え〜。スマホを持っていたらめっちゃ便利だよ。
ま、スマホの話は置いといて、転校生の話に戻るけど」
キーンコーンカーンコーン♪
明日香の声にかぶせるようにチャイムがなった。
「やば、朝の会が始まっちゃう。じゃ、席に戻るわ。」
「うん。」
日直が前に出てきて朝の会が始める。
「これから朝の会を始めます。まず、欠席確認をします。」
日直の声を横に転校生のことを考えていた。
別に転校生なんて私には関係ないし、美人やったら人気者になるやろうから、関わることがないだろうけど。
今は、朝の会に集中しなきゃ。
「欠席確認が終わりました。次は、今日のめあてを決めます。」
めあては、くじで決まる。めあてをクラスメイト全員が達成したらビー玉をビンに入れる。それが一ヶ月経ってビー玉の数を数えて多かったら宿題がない日を作ってもらえるのだ。
「今日のめあては、給食を完食しよう!です。しっかり守りましょう。これで朝の会を終わります。最後に先生の話です。」
日直の人が席に戻り先生の話が始める。
「もうすぐ12月ですね。これから寒くなり気温の変化があります。体に気をつけて過ごしてください。病は気からというぐらいだから気を引き締めて過ごしてください。あと今日の時間割の話です。1時間目は算数で移動教室ですね。算数は、私が教えないので何をするか知らないけど頑張ってください。2時間目は体育ですね。1時間目が終わったらすぐに更衣室に行き、さっさと着替えましょう。前までしていた高跳びは終わり、今日から体育館でとび箱です。3・4時間目は図工ですね。前の続きをしましょう。そして5時間目は社会ですね。福沢諭吉について調べ学習です。6時間目は国語ですね。詩を朗読しよう。という単元をします。5・6時間目は社会と国語で疲れるかもしれませんが頑張りましょう。これで私からの話は終わりです。1時間目が始まるまで時間があるので休憩してください。でも、算数室には遅れないようにしてくださいね。」
算数の用意をしよう。教科書とノートと筆記用具をカバンに詰めた。そして、明日香に声をかける。
「明日香、行こう。」
「うん。」
と、友達の江口明日香(えぐちあすか)が私、内田奈緒(うちだなお)にたずねてくる。
「そんな噂があるの⁉︎全然知らない」
「え〜!?
奈緒、知らないの?
みんなこの噂で持ちきりだよ。しかも、転校生は美人で名前は羽海エリといってハーフらしいよ。」
「ハーフなんだ…」
「そ。母親が日本人で父親がアメリカ人なんだって。英語、ペラペラなのかな?ペラペラだったら私に英語、教えてほしいな。私、英語苦手だからさ。」
ふ〜ん。日本人とアメリカ人のハーフか。日本人とアメリカ人のハーフの人だったら私が通っていた幼稚園にいたような?ま、いっか。
今は11月の下旬だ。この時期に転校してくる子がいるって珍しいな。
「へ〜。この時期に珍しいね。その羽海エリだっけ?いつ転校してくるの?」
「12月の最初に登校する日に転校してくるらしい。でも、この情報は間違っているかもしれないけど。だってこの情報は、学校の掲示板に書いていたから。学校の裏掲示板って嘘だらけでしょ?」
「学校の裏掲示板か。学校の裏掲示板に書かれるほど、学校全体が噂してることなんだね。私、スマホを持っていないから全然知らなかったけど…。」
「今時、スマホを持っていないって本当に珍しいよね。普通、持っているもんでしょ。」
「うーん?普通がわからないからよく分からないけど。しかも、スマホを持っていても良いことなんてないでしょ。」
「え〜。スマホを持っていたらめっちゃ便利だよ。
ま、スマホの話は置いといて、転校生の話に戻るけど」
キーンコーンカーンコーン♪
明日香の声にかぶせるようにチャイムがなった。
「やば、朝の会が始まっちゃう。じゃ、席に戻るわ。」
「うん。」
日直が前に出てきて朝の会が始める。
「これから朝の会を始めます。まず、欠席確認をします。」
日直の声を横に転校生のことを考えていた。
別に転校生なんて私には関係ないし、美人やったら人気者になるやろうから、関わることがないだろうけど。
今は、朝の会に集中しなきゃ。
「欠席確認が終わりました。次は、今日のめあてを決めます。」
めあては、くじで決まる。めあてをクラスメイト全員が達成したらビー玉をビンに入れる。それが一ヶ月経ってビー玉の数を数えて多かったら宿題がない日を作ってもらえるのだ。
「今日のめあては、給食を完食しよう!です。しっかり守りましょう。これで朝の会を終わります。最後に先生の話です。」
日直の人が席に戻り先生の話が始める。
「もうすぐ12月ですね。これから寒くなり気温の変化があります。体に気をつけて過ごしてください。病は気からというぐらいだから気を引き締めて過ごしてください。あと今日の時間割の話です。1時間目は算数で移動教室ですね。算数は、私が教えないので何をするか知らないけど頑張ってください。2時間目は体育ですね。1時間目が終わったらすぐに更衣室に行き、さっさと着替えましょう。前までしていた高跳びは終わり、今日から体育館でとび箱です。3・4時間目は図工ですね。前の続きをしましょう。そして5時間目は社会ですね。福沢諭吉について調べ学習です。6時間目は国語ですね。詩を朗読しよう。という単元をします。5・6時間目は社会と国語で疲れるかもしれませんが頑張りましょう。これで私からの話は終わりです。1時間目が始まるまで時間があるので休憩してください。でも、算数室には遅れないようにしてくださいね。」
算数の用意をしよう。教科書とノートと筆記用具をカバンに詰めた。そして、明日香に声をかける。
「明日香、行こう。」
「うん。」
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