嘘八百
クリスマスプレゼント
朝ごはんはトースト一枚かコーヒー一杯が限界だった。高校生くらいからそうで、いつもぎりぎりに起きて、コーヒー牛乳を持って登校していた。
食べるのは好きだったが、胃の容量に気持ちが見合わない。それで良かったと思うのは、金欠だからだ。
安い食パンと安いコーヒー牛乳を天秤にかける日々。
「もうすぐクリスマス?」
「その後はすぐに正月ですよ」
鈴炉がグラスを磨きながら言った。
「サンタクロースって信じてた?」
「そりゃ子供の頃は」
雪は保管庫から皿を取り出して並べる。